2010/03/17

princess Hamlet特集28

 こんばんは~。本番まであと7日の「Princess Hamlet」。なんだかもう既に寂しくなってきてしまっている私です。しかし、今日も音楽の玉麻先生による熱い舞台稽古が地下ホールで展開されていました。出演者は「寂しい」なんて思う余裕もなく、相変わらず必死です。これでいいのだ。このまま最後まで行こう!!
 今日のプリハムインタビューは、2年生の田谷隼君。声優として「スターウォーズ」シリーズの吹き替えや、アニメ「東のエデン」春日晴男役レギュラーとしても活躍中!今回のミュージカルでは主役級の役です。そんな田谷君のインタビューどうぞ!!


↑今回の衣装をつけて田谷君登場!!

Q.今回、主役といっていいほど重要な役ですね。田谷君の役について教えてください!
A.おはこんばんちわ、どうもパパです。パパは裏設定で元大俳優の超役者らしいです(犬石先生談)。パパの遺産で七代先まで遊んで暮らせるとか暮らせないとか。パパ一族は日本中に別荘があるそうですので、避暑地で「ガウン」と「ワイン」と「瞳に乾杯」が良く似合うダンディーメンであると夢想してます。僕にはさっきの単語は何一つ似合いません。はい。


Q.稽古の最初の方は声の仕事と稽古が重なり大変そうでした。どんな現場だったか教えてください。
A.舞台稽古の最初二週間はほぼまったく練習に参加できませんでした
 練習後は収録→収録後日は練習のループで心身共にギリギリで、かなり際いところまでイっちゃってました。正直、「出だしから皆様に迷惑をかけるようなことになっていますし、仕事との兼ね合いも上手く取れません。こんな状況を続けているのはとても心苦しいです。なので大変申し訳ありませんが、今回の舞台は辞退させて下さい。お願いします」とか、寝る前に心の中で断りの予行練習をしたりしていました。クズですね、はい。
 そんな感じでボロボロな時、共演者のみんなにサプライズで誕生日を祝ってもらったのが効き、「もう絶対弱音吐かんけん、オラがんばるダス(´.ω.`)!!」ってな感じになりました。心で号泣しました。

↑09年10月頃、犬石先生ワークショップにて発声を指導される田谷君!

Q.声優としての演技と舞台の演技、それぞれ違うと思いますが、例えばどんなところだと思う?
A.声の演技は、見せる人に演じてる側の体が見えないので嘘つき放題なんです。どんなイケメンが声を出しても、どんなブサイクが声を出しても、相手に届くのは声だけですから超平等。技術とか経験があればイケメンなんて目じゃないぜ!!ってなのが声優だと思ってます(技術持ってない僕が言うのもなんですけど)。
 多かれ少なかれある程度体に縛られた演技しか出来ないのが舞台。技術や経験があっても、その役に合う体がないと勤まらない難しいものが舞台演技だと思ってます。どちらもその枠の中でどれだけ自分が暴れられるかが勝負だよってのが僕の持論です。


↑仲が良すぎるくらいの同輩&後輩たち!

Q.今回のミュージカルで1番苦労しているところなどあります?
A.ミュージカルなんで歌も踊りもあるんですよ。歌いながら踊ることのなんと難しい事・・・。歌やダンスは演技と分けて考えていたんですけど、音楽担当の玉麻先生のありがたいお言葉。「歌も演技。台本の言葉を歌ってるか台詞で言っているかの違いしかない」ってのを聞いて、なるほどなぁ~と。気合入りました。まだ全然体がついて行かないですけど(ぶぇ



↑09年学園祭ではクラスTシャツをデザインした田谷くん。業者と連絡を取り合っています。

Q.最後に、専門学校2年間を振り返りつつ、プリハムの宣伝をお願いします!
A「卒業までにBIGな事してやるぜ!!」的な目標を遂げようと、軽い気持ちで参加表明し役選考オーディション受けたら、思わずドデカイ役を貰ってしまい正直焦っている田谷君の勇姿が見れるのは「プリンセスハムレット」だけ!!日芸で、僕と握手b


 以上、田谷君のインタビューでございました!!彼ももう卒業かと思うと、本当に時の早さと寂しさを感じます。最後の最後、彼をはじめ、2年生と1年生みんなで素晴らしい舞台を魅せてくれるはずです。非常に楽しみです!!
 さて、プリハムインタビューも最終回直前ですよ~。今後ともお見逃しなく!!


日本芸術専門学校大森校 声優学科・演劇学科 3学期末公演
ミュージカル Princess Hamlet

脚本・演出:犬石隆 音楽:玉麻尚一 振付:網代ひろみ 
出演:日本芸術専門学校大森校 声優学科・演劇学科学生

平成22年3月23日(火)
13:00開演(学内公開) 17:00開演(一般公開)
※一般の方は17:00開演の回にお越しください

会場:日本芸術専門学校大森校 地下ホール
京浜東北線「大森駅」より徒歩5分 入場無料